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現場インタビュー

想いを知る「現場インタビュー」

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100年先を見据えた保育のかたち|地域のふるさとを目指した助成金活用

今回お話を伺ったのは、千葉県市川市で社会福祉事業を営まれている社会福祉法人泉の園認定こども園風の谷こども園ご担当者の長島幸寛さんです。泉の園は千葉県内に「(https://sakaehoikuen.jp/)認可保育園さかえ保育園」「(https://kazenotanikodomoen.com/)認定こども園風の谷こども園」「(https://kazeno-oka.jp/)幼保連携型認定こども園風の丘」の3つの施設を運営し、地域に根ざした事業を展開されています。加えて、地域連携や病児保育、一時預かりなど多様な事業にも取り組まれています。今回のインタビューでは、保育施設の特徴や法人としての想いに加えて、弊社サービスを利用したご感想についてお聞きしました。インタビュー日時:2024年12月18日地域の子どもたちを守り続けるために風の谷こども園はヒノキ作りのレアな園舎風の谷こども園はヒノキ作りのレアな園舎──泉の園が運営する園について、特徴について教えてください。長島様(以下省略) 私が普段勤務している風の谷こども園は、全面ヒノキ造りの園舎が大きな特徴です。建物だけでなく、ウッドデッキや園庭の柵にもヒノキを使っています。初めて訪れる方は『ヒノキの香りがして落ち着く』と言われ、建築関係の方からは『いまの時代だと、これだけのヒノキを使った建物はなかなか建てられない』と驚かれる、大変貴重な園舎です。 ──ヒノキを選ばれた理由はなぜでしょうか?風の谷こども園の園舎を建てた際、川副理事長が「地域の子どもたちのふるさととなる。100年、200年と守り続けられるように」と考え、耐久性に優れたヒノキを選びました。 ──園舎以外の特徴は何かありますか?園の行事には、園児や保護者、卒園生はもちろんですが、近隣の方々にも参加していただいております。子育ての不安や悩みを相談する場が少ない時代に、交流の場を設けたいという想いから、当法人では早くから、地域の子育て支援としての役割を担っていました。 ──早くから、というのはいつ頃の話でしょうか?国の地域子育て支援拠点事業が始まる前からです。いまでは子育て支援センターや子育て支援という言葉も聞きなじみがありますが、それ以前から、地域の子育て支援の拠点として活動してきました。 知らない助成金の提案で視野が広がった幼保連携型認定こども園風の丘でも、木材を基調とした園舎が特徴です幼保連携型認定こども園風の丘でも、木材を基調とした園舎が特徴です──ここから話題を変えて、弊社の助成金・補助金サポートについてお聞きします。なぜ弊社のサービスを利用しようと思いましたか?助成金は以前から自分で調べていましたが、御社から紹介を受けて利用してみました。最初は半信半疑でサービスを利用し始めましたが、自社に合う助成金や補助金の情報を定期的に教えてもらえるのは本当に助かっています。 ──弊社サービスを利用する前に、助成金申請のご経験はありましたか?はい、自分で調べて申請したこともあります。申請の経験があるからこそ、サービスのありがたさを感じています。 ──サービスのどういった部分にメリットを感じられましたか?これだけサポートしてもらえるのに、この料金はお得だなと感じています。それだけ、コンシェルジュの方が一生懸命に制度を探してくれているのが伝わってくるからです。また、これまで福祉関係の助成金しか調べていませんでしたが、コンシェルジュは幅広い分野の助成金を探してくださいます。特に中小企業向けの制度を教えていただいたときは、「こんな助成金があったんだ」と驚きました。お陰で視野が広がりました。 ──苦労してでも助成金を申請して、そこで得られるメリットはなんですか?一番のメリットは、従業員が長く働ける環境を整えられることです。社会福祉法人泉の園では、結婚やライフステージの変化があっても、従業員には長く勤めてもらいたいという強い思いがあります。助成金を活用することで、その環境を整えられています。 ──従業員が継続して働くことで、どのような効果がありますか?従業員が安定して働けることで、子どもたちにとって良い保育を提供できます。この良い循環を作りたいんです。助成金の申請準備には手間がかかりますし、普段の業務が忙しい中で時間を作るのも正直大変です。それでも、時間をやりくりして取り組む価値があります。特に、従業員の働きやすさ改善に繋がる助成金を活用するのは、法人の理念にもマッチしています。これが良い保育環境の維持に繋がり、さらには現場の質の向上に結びつくと感じています。園舎そのものが遊具のように遊ぶ子供たち園舎そのものが遊具のように遊ぶ子供たち──これからの夢や目標について教えてください私たちが運営する3つの園は、地域の子どもたちにとっても、地域の人々にとっても”ふるさと”であり続けてほしいという、理事長の当初からの願いが込められています。前例や常識に縛られず、『保育園だから、認定こども園だから』という枠を超えて、地域や子どもたちのために良いものをどんどん取り入れていきたいです。 助成金・補助金申請状況弊社サービスを利用してからの、社会福祉法人泉の園様の助成金・補助金申請状況です。※2024年12月時点での状況です。【申請済み・結果待ち】子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構子どもゆめ基金部)(2025年4月2日採択)【申請予定】(https://shacho-no-komon.net/column/business-improvement-grant-overview)業務改善助成金(厚生労働省)【申請準備中】(https://shacho-no-komon.net/column/work-life-balance-grant-overview)両立支援等助成金(厚生労働省)※クリックすると、弊社の助成金解説ページに飛びます。編集後記ヒノキは、伐採されてから200年かけて強度が高まり、その後ゆるやかに強度が下がるという特性があります。そのため、伐採から1000年ほど経過しても、伐採したときの強度を保ち続けているそうです。社会福祉法人泉の園では、設立当初から地域の教育や保育の未来を見据えた運営を続けてきました。卒園した子どもやその保護者にとって、そして地域の方々にとっても「ふるさと」と呼ばれる存在でありたいという想い。その想いを形にするため、助成金情報の収集という負担の大きな作業を弊社サービスが担うことで、長島さんの業務を軽減し、助成金獲得に弊社が少しでも力添えできたことに、大きな喜びを感じました。地域に根ざし、1000年先を見据えながらも、目の前の課題改善に取り組みを続ける社会福祉法人泉の園がこれからも発展し、さらに多くの人々に愛される存在となることを心より願っています。※こちらの内容は2024年12月のインタビュー時点の情報です。(https://shacho-no-komon.net/registration?before=column&source=interview\_2)

2025年4月2日

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助成金で“働きにくさ”を突破する!情報収集をプロに任せる理由

今回お話を伺ったのは、鳥取県境港市(さかいみなとし)で産業廃棄物処理業と障害者福祉サービスを営んでいる(https://sankokk-net.co.jp/sunrise/)株式会社サンライズさんこう統括部長安達賢(あだちけん)さんです。株式会社サンライズさんこう統括部長安達賢さん株式会社サンライズさんこうは、地球環境保全活動と地域貢献活動を経営の柱とする『(https://sanko-hd.co.jp/)三光グループ』の一員として事業をされています。同グループの(https://sankokk-net.co.jp/)三光株式会社の特例子会社として認定されており、障害者福祉サービスにも積極的に取り組んでいます。さらに、鳥取県米子市にある就労継続支援B型事業所『ワーキングプレイスサンライズ』の運営も手掛けています。今回のインタビューでは、会社の特徴や障害者雇用に対する想い、さらには弊社サービスを利用した感想について詳しくお聞きしました。インタビュー日時:2024年12月23日知らないところで誰かが苦しむ社会にしたくない会社設立の式典には、鳥取県知事、境港市長、鳥取労働局長なども出席されました。県内企業としては2例目の、地域からの期待値も高い特例子会社です──株式会社サンライズさんこう(以下、同社)の事業内容は「産業廃棄物処理業」と「障害者福祉サービス」となっていますが、この2つの事業を展開される理由はなんですか?畑の違う2つのことをしている会社と思われるかもしれません。ですが、三光株式会社が産業廃棄物処理業を主としており、私たちはその特例子会社として事業を行っています。簡単に言うと『障害のある方が働きやすい会社』として厚生労働大臣の認定を受けています。 ──障害を持つ方々はどのような仕事を担当されていますか?現在は廃蛍光管の仕分け作業が中心です。建設工事などから発生する大量の廃棄物の中から蛍光管を集め、更に手選別で仕分けし、細やかな分類作業を行っています。 ──現在、多くの企業が人材不足に直面している中で、国による障害者雇用を支援する制度も充実してきました。しかし、障害者雇用に踏み出せずにいる企業もまだ多いのが実情です。こうした状況について、感じることはありますか?私は「障害者」という認識があまりありません。確かに、働く上で困難が多い場合もありますが、世の中がどう対応すればいいのか分かっていないのが実情だと思います。こちらの理解が進めば、どんな障害をお持ちでも働ける場を設けられると考えています。 ──身体障害や知的障害のある方を雇用する企業はよく聞きますが、精神疾患や発達障害のある方を受け入れる企業も、増えているのでしょうか?実際のところ、まだ少ないです。精神疾患や発達障害を持つ方と接していると、話したり遊んだりする姿は、普通の人と変わりません。ただ、日常生活では大変な苦労をされています。報われないことが多いのを知って、使命感というよりも、自分たちが動くことで何かを変えられないだろうか、という想いで動いています。 ──地域や家族から愛される職場作りの秘訣は何ですか?採用時には、必ずご家族の方ともお会いするようにしています。家族との繋がりを大切にすることで、より安心して働ける環境が作れると感じています。『この会社を作ってくれてありがとう』という言葉をご家族からいただくこともあります。甘いものを食べて一休み、職場の風通しのよさが伝わってきます──地域や家族から愛される会社を長く続けるために意識されていることは?継続させるためには、助成金・補助金の活用が重要なんです。ただ活用するためには、周囲の理解も大事だと感じています。たとえば、障害支援の補助金について担当者に問い合わせたとき、実態としては身体障害に対するサポートがメインで、精神障害や発達障害に対しての働きやすさについて説明しても、『足が悪いなら、手すりをつけるために補助します』と言われてしまうことがありました。目に見えない課題を解決するために補助金を使いたくても、理解されないんです。 ──障害に関する助成金でも、障害の種類によっては理解されないことがあるのでしょうか?はい、実際にそういうケースがあります。障害者が働きやすい環境を作るための補助金や制度はあっても、社会の理解が追いついておらず、利用できないケースも少なくありません。私たちは、目に見える課題だけでなく、目に見えない『つらさ』に気づいてもらえる仕組みを作りたいと思っています。知らないところで誰かが苦しむような社会にはしたくありません。助成金申請は大変だけど、取り組む価値があるとっとりSDGsビジネスアワードにて《最優秀賞》を受賞──ここから話題を変えて、弊社の助成金・補助金サポートについてお聞きします。先ほど会社の継続には補助金等が重要とお聞きしました。顧問社労士がいらっしゃる御社が、社長の顧問に登録した理由はなんですか?顧問社労士には経理業務や助成金・補助金の申請を任せていますが、助成金に関する情報収集までは対応していません。そのため、これまでは自分たちで情報を探していたのですが、時間がなくて困っていました。そんな時に「社長の顧問」のサイトを発見し、申し込んでみることにしました。 ──実際に利用してみて、特にコンシェルジュからの情報の提案はいかがですか?「今これがやりたい」「ここが困っている」という希望を伝えると、コンシェルジュが「この制度はどうですか?」と具体的な提案をしてくれる点がとても助かります。助成金や補助金に関する情報を入手することも重要な業務ですが、時間も人手も限られる中で、足りない部分を補ってくれる存在は本当にありがたいです。特に情報収集に関しては、何から手をつければいいのか分からないことも多いので、プロの提案を受けられるのは大きな助けになっています。助成金・補助金情報弊社サービスを利用してからの、同社の助成金・補助金申請状況です。※2024年12月時点での状況です。【申請済み・結果待ち】2024年度ヤマト福祉財団助成金(公益財団法人ヤマト福祉財団)生き生きチャレンジ2024(社会福祉法人読売光と愛の事業団)【申請検討中】(https://shacho-no-komon.net/column/business-improvement-grant-overview)業務改善助成金(厚生労働省)など※クリックすると、弊社の助成金解説ページに飛びます。(https://shacho-no-komon.net/registration?before=column&source=interview\_1)編集後記働く意欲やスキルがあるのに、障害者と分類されることで選択肢が狭まる現状は、企業にとっても大きな機会損失です。「働きにくさ」を取り除くには、従業員が感じる違和感を察知し、改善につなげる力が必要で、ハード面の改善は比較的分かりやすいですが、ソフト面では課題の言語化が求められ、時間と労力が必要になります。負担を減らす手段として助成金や補助金の活用は重要で、コンシェルジュサービスがその一助となっていることを嬉しく思います。安達さんの話から、障害を持つ方には「貢献したい」「役に立ちたい」という強い気持ちがあると感じました。その理由は「苦労してきた経験があるから」と教えていただきました。つらい経験があるから、人に優しくなれる。試行錯誤を重ね、目に見えない課題を一つずつ取り除いていく。その先に、より優しい社会が待っている。株式会社サンライズさんこうの挑戦が、多くの企業や地域に新たな可能性を広げ、世の中を変えていく。そんな未来がとても楽しみになりました。※こちらの内容は2024年12月のインタビュー時点の情報です。

2025年3月27日