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助成金で“働きにくさ”を突破する!情報収集をプロに任せる理由

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今回お話を伺ったのは、鳥取県境港市(さかいみなとし)で産業廃棄物処理業と障害者福祉サービスを営んでいる株式会社サンライズさんこう 統括部長 安達賢(あだち けん)さんです。

株式会社サンライズさんこう 統括部長 安達賢さん

株式会社サンライズさんこうは、地球環境保全活動と地域貢献活動を経営の柱とする『三光グループ』の一員として事業をされています。同グループの三光株式会社の特例子会社として認定されており、障害者福祉サービスにも積極的に取り組んでいます。

さらに、鳥取県米子市にある就労継続支援B型事業所『ワーキングプレイス サンライズ』の運営も手掛けています。

今回のインタビューでは、会社の特徴や障害者雇用に対する想い、さらには弊社サービスを利用した感想について詳しくお聞きしました。

インタビュー日時:2024年12月23日

知らないところで誰かが苦しむ社会にしたくない

会社設立の式典には、鳥取県知事、境港市長、鳥取労働局長なども出席されました。
県内企業としては2例目の、地域からの期待値も高い特例子会社です

──株式会社サンライズさんこう(以下、同社)の事業内容は「産業廃棄物処理業」と「障害者福祉サービス」となっていますが、この2つの事業を展開される理由はなんですか?

畑の違う2つのことをしている会社と思われるかもしれません。
ですが、三光株式会社が産業廃棄物処理業を主としており、私たちはその特例子会社として事業を行っています。
簡単に言うと『障害のある方が働きやすい会社』として厚生労働大臣の認定を受けています。

 

──障害を持つ方々はどのような仕事を担当されていますか?

現在は廃蛍光管の仕分け作業が中心です。建設工事などから発生する大量の廃棄物の中から蛍光管を集め、更に手選別で仕分けし、細やかな分類作業を行っています。

 

──現在、多くの企業が人材不足に直面している中で、国による障害者雇用を支援する制度も充実してきました。しかし、障害者雇用に踏み出せずにいる企業もまだ多いのが実情です。こうした状況について、感じることはありますか?

私は「障害者」という認識があまりありません。
確かに、働く上で困難が多い場合もありますが、世の中がどう対応すればいいのか分かっていないのが実情だと思います。
こちらの理解が進めば、どんな障害をお持ちでも働ける場を設けられると考えています。

 

──身体障害や知的障害のある方を雇用する企業はよく聞きますが、精神疾患や発達障害のある方を受け入れる企業も、増えているのでしょうか?

実際のところ、まだ少ないです。
精神疾患や発達障害を持つ方と接していると、話したり遊んだりする姿は、普通の人と変わりません。
ただ、日常生活では大変な苦労をされています。報われないことが多いのを知って、使命感というよりも、自分たちが動くことで何かを変えられないだろうか、という想いで動いています。

 

──地域や家族から愛される職場作りの秘訣は何ですか?

採用時には、必ずご家族の方ともお会いするようにしています。
家族との繋がりを大切にすることで、より安心して働ける環境が作れると感じています。『この会社を作ってくれてありがとう』という言葉をご家族からいただくこともあります。

甘いものを食べて一休み、職場の風通しのよさが伝わってきます

──地域や家族から愛される会社を長く続けるために意識されていることは?

継続させるためには、助成金・補助金の活用が重要なんです。ただ活用するためには、周囲の理解も大事だと感じています。
たとえば、障害支援の補助金について担当者に問い合わせたとき、実態としては身体障害に対するサポートがメインで、精神障害や発達障害に対しての働きやすさについて説明しても、『足が悪いなら、手すりをつけるために補助します』と言われてしまうことがありました。
目に見えない課題を解決するために補助金を使いたくても、理解されないんです。

 

──障害に関する助成金でも、障害の種類によっては理解されないことがあるのでしょうか?

はい、実際にそういうケースがあります。
障害者が働きやすい環境を作るための補助金や制度はあっても、社会の理解が追いついておらず、利用できないケースも少なくありません。

私たちは、目に見える課題だけでなく、目に見えない『つらさ』に気づいてもらえる仕組みを作りたいと思っています。知らないところで誰かが苦しむような社会にはしたくありません。

助成金申請は大変だけど、取り組む価値がある

とっとりSDGsビジネスアワードにて《最優秀賞》を受賞

──ここから話題を変えて、弊社の助成金・補助金サポートについてお聞きします。先ほど会社の継続には補助金等が重要とお聞きしました。顧問社労士がいらっしゃる御社が、社長の顧問に登録した理由はなんですか?

顧問社労士には経理業務や助成金・補助金の申請を任せていますが、助成金に関する情報収集までは対応していません。
そのため、これまでは自分たちで情報を探していたのですが、時間がなくて困っていました。
そんな時に「社長の顧問」のサイトを発見し、申し込んでみることにしました。

 

──実際に利用してみて、特にコンシェルジュからの情報の提案はいかがですか?

「今これがやりたい」「ここが困っている」という希望を伝えると、コンシェルジュが「この制度はどうですか?」と具体的な提案をしてくれる点がとても助かります。

助成金や補助金に関する情報を入手することも重要な業務ですが、時間も人手も限られる中で、足りない部分を補ってくれる存在は本当にありがたいです。特に情報収集に関しては、何から手をつければいいのか分からないことも多いので、プロの提案を受けられるのは大きな助けになっています。


助成金・補助金情報

弊社サービスを利用してからの、同社の助成金・補助金申請状況です。
※2024年12月時点での状況です。

【申請済み・結果待ち】
2024年度ヤマト福祉財団助成金(公益財団法人ヤマト福祉財団)
生き生きチャレンジ2024(社会福祉法人読売光と愛の事業団)

【申請検討中】
業務改善助成金(厚生労働省)など
※クリックすると、弊社の助成金解説ページに飛びます。

編集後記

働く意欲やスキルがあるのに、障害者と分類されることで選択肢が狭まる現状は、企業にとっても大きな機会損失です。

「働きにくさ」を取り除くには、従業員が感じる違和感を察知し、改善につなげる力が必要で、ハード面の改善は比較的分かりやすいですが、ソフト面では課題の言語化が求められ、時間と労力が必要になります。

負担を減らす手段として助成金や補助金の活用は重要で、コンシェルジュサービスがその一助となっていることを嬉しく思います。

安達さんの話から、障害を持つ方には「貢献したい」「役に立ちたい」という強い気持ちがあると感じました。その理由は「苦労してきた経験があるから」と教えていただきました。

つらい経験があるから、人に優しくなれる。試行錯誤を重ね、目に見えない課題を一つずつ取り除いていく。その先に、より優しい社会が待っている。

株式会社サンライズさんこうの挑戦が、多くの企業や地域に新たな可能性を広げ、世の中を変えていく。そんな未来がとても楽しみになりました。

※こちらの内容は2024年12月のインタビュー時点の情報です。

お話を聞いた人

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株式会社サンライズさんこうHP

https://sankokk-net.co.jp/sunrise/
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